モデル教育賞 北海道 札幌市立もみじの森小学校一覧にもどる
『ちょさっけん』ってなんだろう?
教諭 三浦 貴広
この度はモデル教育賞に選考いただき、ありがとうございます。
今回、著作権教育の実践を行うきっかけとなったのは、子どもたちがインターネットや本を活用して調べ学習を行い、分かったことを新聞にまとめている様子でした。
調べ学習の中で見付けた記事をそのまま書き写す子どもの姿をから、調べ学習を行う時期と合わせて著作権に対する意識も高めておくことで、子どもたちが個性を十分に発揮しながら創造力を伸ばすことができるのではないかと考えたのです。
学習を進めていくうちに、子どもたちの中に作者の作品を尊重する思いや、自分らしさが表現できるものを作りたいという意欲が芽生え、授業の活性化を図ることができました。
今回の実践により、小学校における著作権教育の必要性だけでなく、学習意欲の向上への効果も実感することができました。
今後もよりよい著作権教育の在り方について研究を進めていきたいと思います。
教育活動の概要 | 題名 | 『ちょさっけん』ってなんだろう? |
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対象学年 | 小学4年生 | |
授業科目 | 総合的な学習 | |
授業時間数 | 3時間 | |
実施期間 | 平成26年8月~9月 | |
レポート・教材 | ||
ねらい | 4学年の国語科では、新聞の特徴や作り方について学ぶ単元がある。本校では、この単元の学習を終えてから、総合的な学習の時間で環境について学習し、その成果を新聞にまとめる活動を行う。 総合的な学習の時間には、地域の清掃事務所による出前授業での体験学習や、自衛隊の協力による南極の氷を使った環境学習を行っているが、児童一人一人が、インターネットや書籍を活用しながら環境について調べる動も行っている。 今回、著作権について学習した後、実際にインターネットや書籍を活用して調べたり、新聞を作成したりする活動を行うことで、著作権に対する意識を高めたり、引用の仕方を定着させたりすることができると考えた。 |
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内容・流れ | 「5分でできる著作権教育」を活用した導入を行う。 様々な場面における著作権の有無について学習する。 引用の仕方について学習する。 |
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成果と課題 | 著作権についての学習を行ったことで、インターネットを使った調べ学習の際、ホームページの名前やアドレスなどを書きとったり、「○○によると…」など引用が分かるように記事を書いたりする姿が見られるようになった。 | |
児童の感想 |
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選考委員コメント |