優良賞 熊本県 高森町立高森中央小学校一覧にもどる
「これっていいの?インターネットからの資料引用」
~一人一台のタブレットPC時代に向けて~
教諭 杉 聖也
本校においては、実践的な情報モラル教育に取り組んでおりますが、今回の受賞で、その成果を認めていただいたということを大変光栄に感じております。
教育の情報化の進展により、1人1台環境でのタブレット端末活用が可能になりつつあります。インターネットを活用した調査活動においては、ウェブ上の写真資料を手軽にコピーして自分のワークシートに貼り付けることができます。デジタルの特性として、簡単にコピー・ペーストできることは、学習の質的向上・効率化につなげることができると考えます。その上でも、著作権の意義についてしっかり考えさせ、資料引用のルールについて確かな知識を授けることが重要と考え、実践研究に取り組みました。
今回いただいた賞を励みに、これからも真摯に研究を積み重ねていきたいと考えております。本当に、ありがとうございました。
教育活動の概要 | 題名 | 「これっていいの?インターネットからの資料引用」 ~一人一台のタブレットPC時代に向けて~ |
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対象学年 | 小学4年生 | |
授業科目 | 学級活動(社会科の調査場面の途中で実施) | |
授業時間数 | 1時間 | |
実施期間 | 平成26年11月 | |
レポート・教材 | ||
背景・ねらい | 情報基盤社会においては、児童自身の主体的な判断を通して著作権感覚を身に付けさせることが重要である。一方、各学校においては1人1台環境での情報端末が整備される所もあり、本校においてもそ同様の環境が実現されている。このような環境の中では、ウェブ上の著作物を適切に扱うことを学ばせなければならない。授業での調査活動場面において、具体的な事例を元に「引用」のルールを身に付けさせたいと考え、授業実践に取り組むこととした。 | |
内容・流れ | 小学校4年生の社会科学習において、県内の歴史的遺産について調査する学習を行った。書籍の資料と合わせて、インターネットでの資料収集を行なった。調べたことをタブレットPCのデジタルワークシートにまとめていく中で、ウェブサイトの写真資料の複製・貼り付けの是非を考えさせるようにした。 | |
成果と課題 | 著作権自体を扱ったのは1時間のみであるが、社会科での調査活動の中で考える場面を設けることによって、自分たちが取り組んでいる具体的な活動から著作物の扱いについて考えさせることができた。情報の活用のために「引用」は有効な手段であり、ルールを守ることで自分の考えを補うことができることを学ばせることができた。今後は、家庭での情報端末の扱いなども視野に入れて、指導を行っていく必要がある。 | |
児童の感想 |
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選考委員コメント |