第10回 入賞事例

    これらの教育実践事例資料は、教育関係者が著作権教育を目的として、非営利で利用する場合に限り、自由にご利用いただけます。

    優良賞 新潟県 長岡市立脇野町小学校一覧にもどる

    「情報発信の中で気付き、考える著作権教育」
    ~タブレット時代、デジタル・ネイティブに必要な著作権意識を育むために~

    教諭 水谷 徹平

    著作権教育実践事例優良賞ということで、大変光栄に感じております。本実践では、5年生を対象に、総合学習でのクレイアニメや動画作成、学級活動での友だちの写真といいところを表した友だちポスター作成、子どもSNSぐーぱを利用した他校との交流を行っていく中で、発信を主とした情報活用を通して気をつけることを話し合い、著作者の心情や社会への影響を考え、著作権意識を高める実践を行いました。変化が激しく、情報技術が今後どう変わっていくか予測できない時代を生きる子どもにとって必要なのは、自分で考え、判断する経験を積ませることと考えます。現在起こっている危険を避けるだけでなく、今後も自分たちが情報発信の責任や影響を考え、行動できる子どもを育むには、どのような教育活動が必要かを考え、今後とも、実践を進めて行きたいと思っております。本当にありがとうございました。

    教育活動の概要 題名 「情報発信の中で気付き、考える著作権教育」
    ~タブレット時代、デジタル・ネイティブに必要な著作権意識を育むために~
    対象学年 小学5年生
    授業科目 国語・総合・学級活動
    授業時間数 5時間
    実施期間 平成26年7月~11月
    レポート・教材
    背景・ねらい 本年度、子ども一人一台のタブレット端末を活用した教育実践の開発を行いながら、表面化した問題があれば、対応策を子どもたちとともに考える実践を行っている。光の部分も影の部分も含めた総合的、実践的な情報活用能力の育成を目指し、著作権意識を高めるべく本実践を行った。
    内容・流れ 総合でのクレイアニメや動画作成、学級活動での友だちの写真といいところを表した友だちポスター作成、子どもSNSぐーぱを利用した他校との交流を行っている。発信を主とした情報活用を通して気をつけることを話し合い、著作者の心情や社会への影響を考えることで、著作権意識を高める実践を行った。
    成果と課題 子どもとともに情報活用を行いながら、どう使っていったらいいかを一緒に考えた。時間はかかり、分かりやすい成果が出ないことは課題であるが、変化が激しく、情報技術が今後どう変わっていくか予測できない時代を生きる子どもにとって必要なのは、自分で考え、判断する経験を積ませることが必要であると考える。現在起こっている危険を避けるだけでなく、今後も自分たちが情報発信の責任や影響を考え、行動できると考える。
    児童の感想
    • 身の回りにあるたくさんのものに、コピーライトマークが使われていることに初めて気付きました。
    • 誰かが撮ったり作ったりしたネット上の写真や画像は、勝手に使って発信をしてはいけないことが分かりました。
    • 自分たちが作った作品を勝手に自分のものとして発表されたり、変えられたりしたらいやだなと思います。
    • 誰かが発信した情報化を意識するようになったし、自分は情報を発信するときも、名前を出して信用できるものにしようと思うようになりました。
    選考委員コメント

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