第2回 入賞事例

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    「絵の具の模様が見た夢は」

    担当教諭 坂本 白百合

    受賞のことば

    茎崎第一小学校・写真

    この度は、栄えある賞をいただき感謝申し上げます。本校においては、小学校における著作権教育を、図画工作や国語科などの学習において児童が作品を表す際に必要なものと考え、これまで取り組んで参りました。作品制作や作品管理に関わる方々の話を聞く機会を取り入れ、著作権について話し合う活動を取り入れたことで、児童が自他の作品を尊重し大切にしていこうとする気持ちをもてるようになったことは、何より嬉しく感じております。今回の受賞を励みに、児童が著作権について理解を深めることができるような実践を、これからも研究して参りたいと思います。ありがとうございました。
    (教諭 坂本 白百合)

    教育活動の概要 題名 「絵の具の模様が見た夢は」
    対象学年 小学4年生
    授業科目 図画工作科
    授業時間数 12時間
    実施期間 平成17年7月~9月
    レポート・教材
    ねらい

    イラストレーターや美術館の学芸員と関ることで,作品は制作者が自分なりの思いをもって,表現していることに気付き,児童も自分の思いを持って表す喜びを実感することで,著作権について理解し自他の作品を大切にしようとする態度を育む。

    内容
    1. 美術館やイラストレーターのwebページで作品を鑑賞し、web上の著作物を大切にする。
    2. 制作者に質問し、表した人の作品への思いを知ることで自他の著作物を大切にする。
    3. 自分たちの作品をwebページで公開する。
    4. 他の人の作品などを勝手にコピーしてはいけないことや、よい場合もあることを知る。
    5. 美術館の学芸員とのTV会議で、児童作品も美術館等の作品も等しく著作権があり、他の人が勝手に公開してはいけないことを知る。
    成果と課題

    図画工作科の鑑賞活動において、webページ上や美術館の作品の鑑賞を基に、自分たちの制作活動と関連づけて著作権についての指導を行ったことで、制作者の思いや工夫を知り、自他の作品を大切にすることができるにようになった。また、著作物やコピーの禁止、または私的使用目的について理解することで、著作権について理解することができた。

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