第3回 入賞事例

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    「著作権を守ろう!」

    担当教諭 池田 幸彦

    受賞のことば

    西瀬小学校・写真

    この度は、たいへん名誉な賞をいただき、感謝申し上げます。本校の6年生では、著作権教育を総合的な学習の時間において、情報活用能力の育成と関連づけながら、著作権に関する知識を単に教えるのではなく、実践力や態度面を重点的に指導してまいりました。そのことで、児童が楽しみながら著作権について学習し、著作権について意識するようになり、他の人の著作物を大切にする態度が身についてきたことは、何よりも嬉しく感じております。

    今回の受賞を励みに、児童が著作権について理解を深めることができるような実践を、これからも研究して参りたいと思います。ありがとうございました。

    (教諭 池田 幸彦)

    教育活動の概要 題名 「著作権を守ろう!」
    対象学年 小学6年生
    授業科目 総合的な学習の時間
    授業時間数 6時間
    実施期間 平成19年5月~10月
    レポート・教材
    ねらい

    総合的な学習の時間において、情報活用能力の育成と関連づけながら、児童の著作権感覚の向上と自ら考え行動できる態度の育成をめざした。特に、著作権に関する知識を単に教えるのではなく、実践力や態度面を重点的に指導して、著作権感覚をバランスよく育成するように配慮し、児童の著作権に関する実践力を高められるように実践に取り組んだ。

    内容

    身近な著作物を見つける体験的な活動や、デジタルコンテンツを活用した著作権に関する基礎知識を身に付ける授業実践を行った。さらに、授業のまとめとして、児童がそれまでに身につけた著作権に関する事柄を生かして、著作権クイズの作成に取り組み、著作権クイズの発表会を行った。

    成果と課題

    身近な著作物を見つける体験的な活動を行ったことで、日頃から著作物に目を向けるようになり、著作物を大切にする態度が身につき、相手の気持ちを考え、人権尊重の立場に立った著作権教育を行うことができた。また、デジタルコンテンツを活用して、著作物や著作権の基礎知識を身につけることができ、複製や学習での利用についての留意点を自分なりに考えることができた。課題としては、今後、保護者に授業を公開し、実施している著作権教育について伝えるとともに、「家庭できる著作権教育」について、保護者への著作権教育の啓発を図っていきたい。

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