第5回 入賞事例

    これらの教育実践事例資料は、教育関係者が著作権教育を目的として、非営利で利用する場合に限り、自由にご利用いただけます。

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    著作権とは何かを知り、グーグルによる
    デジタル化した書籍の全文検索サービスについて考える

    担当教諭 岡部 仁

    受賞のことば

    菅平中学校・写真

    この度は名誉ある賞をいただきましてありがとうございました。本実践は道徳の授業で行いました。相手の立場に立ったときにどう思うか。新聞記事を元にロールプレイの手法を使ってネット社会における著作権の問題を取り上げました。

    インターネットで酷似作品がオークションにかけられた記事を元に売り手の立場、買い手の立場、作者の立場に立っ て自分だったらどう思うか考えさせました。またグーグルによる書籍電子化について記事を読み、作家や出版社にとって困ることは何か、良いことは何か、読者にとってはどうかを考えさせました。

    生徒の感想に「グーグルの書籍電子化は読者には、便利で良いかもしれないけど、出版社の人たちや著者の人たちには、利益が上がらなくなってしまうなど、出版社の人は大変だと思った。それぞれの権利を大事にしなくてはいけない」とあるように著作権の大切さに気付くことができました。今後も著作権教育を進めてまいりたいと思います。 (教諭  岡部 仁)

    教育活動の概要 題名 著作権とは何かを知り、グーグルによる
    デジタル化した書籍の全文検索サービスについて考える
    対象学年 中学校3年
    授業科目 道徳
    授業時間数 2時間
    実施期間 平成21年11月
    レポート・教材
    ねらい ネット時代における著作権を学ばせる。
    内容 レポート参照
    成果と課題 レポート参照
    児童・生徒の感想
    • 酷似作品はやってはいけないことだと思います。本人が良いというのならば、やっても良いかもしれませんが、相手の許可を取らずにやるというのは本人の気持ちも考えてほしいです。これが広まらないうちに止めておくべきこととだと思いました。身近に著作権があることを意識したほうがいいと思います。
    • 著作権がなかったら一生懸命作ったのに他の人に真似されたら嫌だと思う。しかもマンガのようにその作品を自分の物としてやられたら、すごく悲しいことだと思う。自分の知らない間にそういうことになっても気付かないかもしれない。だからみんなが気をつけていかなければいけないなと思った。
    選考委員コメント

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