著作権の保護期間はどれだけ?

    この「著作権Q&A  著作権って何?(はじめての著作権講座)」のコーナーでは、右の項目について、それぞれまず要旨を説明し、次に「Q&A」の形で、実際の事例にそった解説をします。

    <ご注意>
    パンフレットの内容につきましては、平成30(2018)年12月30日に発効しました「環太平洋パートナーシップ及び環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の締結に伴う関係法律の整備に関する法律」による著作権法改正(著作物等の保護期間の延長等)、また、平成31(2019)年1月1日施行の著作権法の一部改正を反映しておりません。当分の間、ご迷惑をおかけいたしますが、掲載内容の更新時までしばらくお待ちください。
    なお、改正の詳細につきましては、文化庁ホームページ「最近の法改正等について」をご参照ください。

    解説

    著作者の死後50年までが原則

    著作権の原則的保護期間は、著作者が著作物を創作した時点から著作者の死後50年までです。そのほかの例外的保護期間を合わせて表にすると下のようになります。

    著作物の種類 保護期間
    実名(周知の変名を含む)の著作物 死後50年
    無名・変名の著作物 公表後50年
    (死後50年経過が明らかであれば、そのときまで)
    団体名義の著作物 公表後50年
    (創作後50年以内に公表されなければ、創作後50年)
    映画の著作物 公表後70年
    (創作後70年以内に公表されなければ、創作後70年)

    ※死後、公表後、創作後の期間の計算は、期間計算を簡便にするため、死亡、公表、創作の翌年の1月1日から起算されます。なお、保護期間中でもその著作権者の相続人がいないときは著作権は消滅します。

    参考条文…著作権法第51条~第58条

    Q&A

    手塚治虫さんの作品はいつまで保護されますか?
    手塚治虫さんは1989年(平成元年)に亡くなられました。手塚治虫という名前はペンネームですが、周知の変名であるため、作品は死後50年まで保護されます。つまり、1990年(平成2年)1月1日から起算して2039年(平成51年)12月末日までが保護期間です。
    団体名義の著作物とはどういうものですか?
    著作者が個人か法人かにかかわらず、法人などの団体の著作名義で公表された著作物のことです。また、その保護期間は公表後50年までです。
    共同著作物の保護期間はどのように計算するのですか?
    その著作物の著作者の中で最後に死亡した人の死亡時を基準に計算します。
    著作権の原則的保護期間が死後50年ではない国はどこですか?

    主な国は下表のとおりです。なお、保護期間が死後50年の国は日本のほかにカナダ、ニュージーランド、中国などがあります。

    死後100年 メキシコ
    死後80年 コロンビア
    死後70年 アメリカ合衆国、EU加盟国(イギリス、イタリア、オランダ、ドイツ、フランスほか、全27か国)、トルコ、ブラジル、ロシア、韓国(2013年7月より)など
    死後60年 インド
    死後30年 イラン

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